インスピレーション
2003年、イングルウッドのデザイナーはアメリカのコロラド州にいました。エグゼクティブ・セキュリティ・インターナショナル、略して 「ESI」という世界最大のセキュリティ・アカデミーで学ぶためです。専攻科目はエグゼクティブ・プロテクション、つまり要人の警護です。
カリキュラムの中には射撃訓練が含まれていて、実弾入りのピストルをベルトに装着したホルスターに入れ、スーツの上着を着た状態から始まります。講師の一人には非番のラスベガス市警察のSWAT教官もいました。生徒も現役の警察や軍関係の人たちばかりです。
警護を想定したディフェンス射撃ですから全て早撃ちです。結果、安全かつ早く撃つためにはホルスターが非常に重要なことがわかりました。ピストルを無造作にポケットに入れるのは、おそらく映画の中の悪役だけでプロから見ればありえないことです。
そのホルスターを使って感じたことが「カッコいい」「出し入れしやすい」「隠し持ちやすい」だったのです。
DEVELOER's VOICE
スマートフォンの紛失と破損のリスク
ご存じですか?スマホを含む携帯電話の拾得物件数は、警視庁管内だけでも年間153902件、遺失物届は年間247077件(平成29年度)、なんと一日平均で約677件も発生しています。この件数は年々増加しています。拾得物届よりも遺失物届が9万件以上多いということはどういうことでしょうか。これは東京都だけ、しかも届け出があった件数のみです。
改めてスマホの主な用途を簡単にまとめてみました。
・コミュニケーション(電話、メール、SNS)
・情報収集(検索、ニュース、天気、位置情報)
・トラベル(チケット、予約、交通状況)
・買い物(ネットショップ、オークション、フリマ)
・サービス(クラウド、宅配、金融、医療)
・エンタメ(音楽、動画、ゲーム)
・カメラ、スケジュール、辞書、電子マネー、会員証等々
今後は家や車のキーなども電子化されてスマホに入ると言われています。
この通り、スマホ無しでは生活が成り立たないほど普及している昨今、スマホを無くしたときのリスクは極めて大きいでしょう。端末本体の金額的な価値はもちろん、スマホが手元にない間の機会の損失、中に入っている個人情報やデータ、さらには盗難されて情報漏洩や悪用される等、スマホが便利なものであると同時に、紛失や破損のリスクはできるだけ避けたいものです。
端末を購入し再度各アプリをインストールして復旧させるまでの金額的、時間的コストは言うまでもなく無駄でしょう。ある統計によれば、スマホにセキュリティ機能を使っているは全体の約70%だけ。それでもスマホにロック等のセキュリティをかけているからといって紛失しても安心でしょうか。紛失時に対応できるサービスや機能も優れたものではありますが、その前に無くさなければ良いのです。そこから生まれたコンセプトが
「スマホの持ち歩きをスマートかつ快適に」
腰に装着してもストレスにならない大きさと外見、紛失や破損のリスクを軽減する役割、単なるグッズではなく、必需品を常に身につけるEDC(Every
Day Carry)に特化した、日常生活を守る安全対策でもあるのです。